ワインを中心に、洋酒、そして地酒を販売する株式会社エルデベルグ平井様より、新しくお店を改装されるきっかけでお声がけいただき、「日本酒コーナーのタイトル」を揮毫させていただきました。
お打ち合わせで伺った「酒待庵」の名前の由来から、全体的に柔らかく主張しすぎない書風を意識して書きました。
書体は草書体をベースとし、「酒」はお酒のボトルをイメージしたりお酒のとろみをイメージ。
「待」はやや控えめに。主張しすぎないように書き、「庵」は全体を支えるように書きました。
額装は落ち着いた紺色のマットに黒のフレームを合わせることで、和モダンな雰囲気に仕上げています。
また作品を板から少し浮かせた貼り付けにすることで、作品に立体感を出しました。
「酒待庵」に訪れる方々が、ゆっくりと楽しみながら一本のお酒と出逢える空間になっていただけるよう、願いを込めて。
書家 根本みき